高槻ご意見番HP 高槻市議会議員 北岡たかひろHP
高槻市バス「幽霊運転手」事件
■概要

同じ日、同じ時間に、日本と中国に同時に存在する一人の人物・・・高槻市役所の公文書上は、市バスを運転しているはずの人物が、労働組合の報告書では、その日、連合高槻の訪中団の一員として、1500kmも離れた中国・常州市を訪れたことになっている。いったい、どちらが本当なのか。バスを運転していたのは、幽霊?

実は、市の公文書のほうに、嘘が書かれていたのです。高槻市バスの労働組合の幹部であるその人物は、労働組合の活動として中国を訪れ、彼が乗務しなければならないバスは別の職員が運転。にもかかわらず、その労組幹部には、勤務したものとして公文書上に記録され、給料もボーナスも、満額支給。市バスを運行する交通部内では、この行為を「代走」と呼んでおり、長年にわたって続けられていました。

他にも、労働組合の幹部だけが、楽なダイヤがあてがわれ、勤務時間中に労働組合活動をすることが黙認され(労組幹部優遇ダイヤ)、違法な職務専念義務の免除(通称「有給職免」)もされていました。

このようなことは、当然、市当局が関与しなければできることではありません。つまり、市役所ぐるみで、給与詐欺ともいえる違法行為をしていたのです。

さらには、「代走」を隠蔽するため、私が情報公開請求した公文書を、交通部トップの山本管理者の指示により、改ざん。その事実が内部告発され、テレビ局のスタッフが山本管理者に詰め寄りましたが、「全くそんなんやっていません。」「言い切ります。」と山本管理者は嘘をつきました。

しかし、ついには改ざんの事実を認めざるをえなくなり、高槻市は記者会見。

高槻市は一定の責任を認め、「幽霊運転手」達は、3年分だけ「代走」した日の給与を返還しましたが、その他については責任を認めず、賠償・返還もしないため、私は提訴。現在住民訴訟で争っています。
関連報道

■平成19年09月10日 朝日放送「ムーブ!」

(VTR)
大阪市・・・「お迎えバス」の怪。京都市・・・「幽霊バス」「長距離回送バス」の怪。公営交通に巣食う魑魅魍魎。その正体を追及してきた我々に、新たな情報が。
高槻市バスにも魔物が住んでいる。ムーブ!取材班が入手した内部文書「点呼記録表」。そこに見えてきた魔物・・・それは、「幽霊運転手」。
点呼記録表に記されたある運転手の名前。しかしこの人物は、高槻に、いや日本にもいるはずがない運転手だった。衝撃の内部告発!幽霊運転手の正体とは?そこに潜む怪しい企みとは?またもや噴出した公営交通の深い「闇」。高槻市バスがひた隠す、ヤミ勤務の実態が見えてきた・・・


(スタジオ)
今回は、高槻市バスの「幽霊運転手」の話です。大阪府下で公営バスを運行するのは大阪市と高槻市の2市のみ。高槻市バスは輸送人員1日約5万7000人。市民にとっては大事な足となっています。高槻市バスの2005年の決算は3000万円の黒字。しかし、一般会計から9億円の補助金が出ている。つまり税金がつぎ込まれているわけです。
その高槻市バスで持ち上がった疑惑が「幽霊運転手」。その日、高槻にいなかった運転手が、運転したことになっている。一体誰が運転していたのか。幽霊運転手には給料も支払われていました。ムーブ!のスクープです。

(VTR)
高槻市バスの「点呼記録表」。市民の命を運ぶ運転手達の健康状態や酒気帯びチェックが細かく記されている。1年間の保存が義務付けられている、れっきとした公文書だ。

疑惑・・・居るはずのない運転手。

平成18年6月の点呼記録表。ムーブ!取材班は、7日、8日、9日に注目した。運転手A氏の名前がある。A氏は、高槻市交通部の労働組合の幹部。3日間、ちゃんと所定のバスを運転したと記されている。しかし・・・

高槻市交通労働組合が、組合員向けに発行した機関紙。そこに、A運転手が書いた報告書が載っている。

「第8次訪中団として、6月7日(木)〜10日(土)の4日間、常州市を訪問した。」



中華人民共和国、江蘇省・常州市。点呼記録表ではバスを運転していたはずの、ちょうどその日、A運転手は、連合高槻の訪中団に加わって、遠く中国の地にいたのだ。
大阪・高槻市と中国・常州市・・・1500kmの彼方、2つの場所に、同時に存在する1人の人物。そこには、どんなカラクリがあるのか?本人を直撃した。

停車中のA運転手のバスに乗り込むスタッフ。「これ、組合役員ダイヤですか?」
A運転手「ちょっと、困りますね、ちょっと仕事中なんで。もう。ノーコメントにしといてください。もう。」
スタッフ「あきませんか?」
A運転手(スタッフを遮るように手を振る)「ちょっと、仕事中なんで。もう。」
スタッフ「昨年の6月、中国に・・・」
A運転手「もういいから、あきません。ここじゃ困ります。やめてください。そんなこと、やめてください。」
バスのドアを閉めるA運転手。

高槻の点呼記録と中国訪問の報告・・・いったい、どちらがウソなのか?



(スタジオ)
宮崎哲弥「この人はどこに居たんでしょう?ドッペルゲンガー(同じ人間が2人同時にいるという怪奇現象)というのがありますけどね(笑)。そんなことはありえない。」
関根アナ「どっちかがウソと。」
堀江アナ「どっちかが間違いなんでしょうかね。」
上田アナ「どちらかが間違いなんでしょうか?いやそうじゃなくて、どちらもありえるような話なんです。」

路線バスの運転手については、旅客自動車運送事業運輸規則によって「運行管理者は、乗務する運転手の点呼を行い、その記録を1年残す」と定められている。「乗務する運転手」というのは、当たり前だが、実際に運転した運転手のことで、その名前が記録に残るというわけだ。高槻市バスでは、点呼の際に、酒気帯び検知器に免許証を差し込むことになっており、運行管理者が、運転手の名前を取り違えるということはありえない。
では、どうして中国に居ながら高槻市バスを運転するという「幽霊」のような運転手が出るのか。
今回ムーブ!では、「勤務割出表」という内部資料を入手した。この中にその謎が隠されていた。

(VTR)
高槻市バスには「幽霊運転手」が頻繁に出現する・・・その事実を裏付ける内部資料を、取材班が入手した。
運転手達が、毎日、自分達の勤務内容を確認する台帳「勤務割出表」。ここに無造作に書かれた手書きの文字・・・「代走」。

内部告発者の現役運転手B氏がインタビューに答える。
スタッフ「『代走』という仕事をされたことはありますか?」
B氏「あります。」
スタッフ「『代走』は誰から頼まれるんですか?」
B氏「組合のほうから・・・」
スタッフ「労働組合から?」
B氏「はい。」

高槻市バスの現役運転手B氏は、「代走」とは、組合幹部が組合行事で運転業務を休むときに、非公式に、つまりこっそりと、代わりの運転手にバスを走らせることだと説明する。「代走」は、組合幹部から直接頼まれる。

スタッフ「『代走』はもちろんお金がもらえる仕事なんですね?」
B氏「はい、もらえます。」
スタッフ「どのくらいもらえるんですか?」
B氏「1万円ですね。」
スタッフ「それは1日走って?」
B氏「1日走ってです。」
スタッフ「やってらっしゃる運転手さんとして、どういう感覚ですか?」
B氏「アルバイト感覚ですよね。臨時収入としてお金をもらえるから・・・月収とは別のお金としてもらえますからね。」

「代走」を引き受けた運転手は、労働組合から代走手当てを受け取る。一方、「代走」してもらった組合幹部は、仕事をしていないにもかかわらず、高槻市から正規の給料を受け取る。毎年9億円もの血税を補填してもらっている組織の中で、働いていない職員が、のうのうと給料を騙し取っていたのだ。



市バスに乗り込み組合幹部C氏を直撃するスタッフ。「『代走』というものを頼まれたことってありますよね?」
組合幹部C氏「ええっとねえ、その話については、ちょっと当局を通して、話を聞いていただけます?」

勤務割出表で、代走の依頼を確認できた労働組合の幹部は4人。誰も、我々の取材に答えてくれなかった。

市バスに乗り込み組合幹部D氏を直撃するスタッフ。「『代走』は規則違反では?」
組合幹部D氏「ええっと、そのへんはちょっと、会社というか、当局に聞いてもらえますか?」

労働組合の決算報告書。昨年1年間で「代走」は、のべ80回以上行われたとみられる。常習的な詐欺とも言えるこの行為を、当局は、どこまで知っているのか?

再び内部告発者の現役運転手B氏。
スタッフ「点呼をとる時におかしいという話になると思うんですけど、そうはならないんですか?」
内部告発者B氏「ならないです。」
スタッフ「ということは、当局も『代走』を把握している?」
B氏「たぶん把握していると思います。点呼の時に、『代走誰々』という格好で点呼しますので。」
スタッフ「違法行為であるという認識は、運転手さんとしては?」
B氏「合法とか違法とかいう問題ではなくて、私はアルバイトとして見ています。当局がやっているから正当なことだと思っています。」

(スタジオ)
堀江アナ「市の交通部当局と労組がズブズブということでは?」
勝谷誠彦「ズブズブでしょう。指摘しておくが、点呼記録表に虚偽の名前を書いているとすれば、運行管理者の印鑑も押してあるはずだから、有印公文書偽造・同行使という刑事犯ですね。」

「幽霊運転手」というのは、労働組合の幹部のことだった。
組合幹部が、勤務日に、組合活動をするときに、「代走」として別の運転手にバスの運転を依頼する。「代走」依頼を受けた運転手が実際に乗務を行い、労働組合から1万円程度の日当を受け取る。
高槻市は関与していないように見えるが、点呼記録表には「幽霊運転手」=労組幹部の名前が公式な記録として書かれており、もちろん、市からの給料も、さらには満額のボーナスも、労組幹部に支払われる。この労組幹部は、市から給料を受けながら、労働組合活動を行っていたわけだ。



宮崎哲弥「もし代走の運転手が事故を起こしたらどうなるのか?」
堀江アナ「組合の活動として海外に行ってもいいが、その時は、勤務を休んで、組合から手当をもらうのが普通ではないのか。それをしないということは、組合からも彼に日当が出ているのかもしれない。」

この行為に問題はないのか。近畿運輸局に話を聞いた。

(VTR)
スタッフ「この本人(労組幹部)が頼んで、で・・・」
国土交通省近畿運輸局・黒田唯雄自動車監査官「あ、この方が実際に乗っておられるん?」
スタッフ「そのようなんです。」
黒田監査官「はあ〜・・・点呼対象者が違うということであれば、当然その時点で点呼記録を直しておかなければいけないですからね。先ほど言われましたように、別の方が代走を行うというのであれば、その方に対して点呼を行うべきであって、元の人(組合役員)に、実際は点呼をしていないのに、そういう記載になっているということであれば、『記録義務違反』というものがありますから、その違反になる可能性が高いですね。」
黒田監査官「調査をさせていただいて、それについて法令違反があると認められれば、『行政指導』をしていくということになると思いますね。」

(スタジオ)
行政指導は免れない問題行為であるということだが、さらに、点呼記録表は保存義務がある公文書であり、ある弁護士によると、虚偽公文書作成罪に問われる可能性があるとのことである。また、勤務していない運転手が給料を受け取っていたことについては、詐欺の要件が成立する可能性がある。



市が勤務指示を出しているのは「幽霊運転手」=労組幹部であるが、労働組合は、代走の運転手に日当を払って運転を指示している。もし代走の運転手が事故を起こした場合は、誰の責任になるのか?市なのか労働組合なのか?
代走経験のある運転手は「代走中に事故を起こしたら、運転日報の運転手名を代走者に書き換えられ、責任を負わされたケースがあった。」と語る。

宮崎哲弥「公文書の改ざんですよ。」
勝谷誠彦「偽の文書で事故の保険金を受け取っていたとしたら、詐欺が成立する可能性もある。」
山本譲司「ヤミ専従だ。職員の職務専念義務違反だ。正当な労使交渉であれば、勤務時間中でも許されるが。免除申請や管理が非常にいい加減なのではないか。」
宮崎哲弥「中国に行くのは正当な労使交渉とは違うでしょう。」
関根アナ「代走の運転手は、正規の勤務と代走の勤務を行っているので、長時間労働の可能性がありますから、安全面で不安ですね。」

今回の件について、高槻市交通部にインタビューを申し込んだが、今日9月10日(月)は、議会のため、インタビューをお受けできないとの回答であった。
実は、ムーブ!では、他にも高槻市バスの問題をつかんでいる。

(VTR)
高槻市バス問題・第2弾!(予告)
京都市「幽霊バス」と同じ穴の狢(むじな)
今なお続く、組合役員の優遇ダイヤ
その実態は、明日の放送で!

勝谷誠彦「市バスは大阪府下では大阪市と高槻市だけ。本当に市バスは必要なのか。逆に、こういう奴らのために、赤字でもバスを運行しているのではないのか。」


平成19年09月11日 朝日放送「ムーブ!」

(スタジオ)
 昨日、高槻市「幽霊運転手」問題を取り上げましたが、ムーブ!の放送を受けて、監督官庁である近畿運輸局が、高槻市交通部を呼び出して、点呼記録表に虚偽の記載をしていたこと、いわゆる「幽霊運転手」問題について説明を求めるという展開になったそうです。
 そしてムーブ!が求めていた高槻市へのインタビューも、本日、設定されました。
 事態は急展開を迎えているわけです。

(VTR)
 勝谷誠彦「本当に市バスは必要なのか?」
 宮崎哲弥「事故を起こした場合、これはどうなるんですか?」

ムーブ!コメンテーターが激怒!

 国土交通省近畿運輸局・黒田唯雄自動車監査官「この方が実際に乗っておられるん?」
 スタッフ「そのようなんです。」
 黒田監査官「はあ〜」

監督官庁が唖然とした・・・それが、高槻市バス「幽霊運転手」疑惑。



 日本に居なかったにもかかわらず、その日、高槻でバスを運転していたことになっていた労働組合の幹部。そのカラクリは、勤務割出表に書かれた手書きの2文字・・・「代走」。



 番組スタッフ「『代走』はもちろんお金がもらえる仕事なんですね?」
 内部告発者の現役運転手B氏「はい、もらえます。」
 スタッフ「どのくらいもらえるんですか?」
 B氏「1万円ですね。」

 組合幹部が労働組合活動で運転を休むときに、組合費から日当1万円を出して代走を依頼。休んだ組合幹部は、のうのうと給料をもらい、ボーナスまで満額で手にする。その詐欺的行為を、高槻市バス現役運転手が内部告発した。

 スタッフ「やってらっしゃる運転手さんとして、どういう感覚ですか?」
 B氏「アルバイト感覚ですよね。」

 停車中のA運転手(労組幹部)のバスに乗り込むスタッフ。「昨年の6月、中国に・・・」
 A運転手「もういいから、あきません。ここじゃ困ります。やめてください。そんなこと、やめてください。」
 バスのドアを閉めるA運転手。

高槻市バス 怒りの追及 第2弾!

 高槻市議会議員・北岡隆浩「点呼表を分析して分かりましたね。まったく同じ組合幹部が、毎日決まったダイヤに乗っている。」

 高槻市でも、「幽霊バス」が蔓延している・・・市議会議員が怒りの告発。



 北岡隆浩「間違いなく詐欺です。」

 京都市「幽霊バス」問題。「これやんけ!出た!幽霊バスが出ました!」

 京都市で大問題になった、「幽霊バス」改め「組合役員専用ダイヤ」。労働組合役員が、仕事をせずに、堂々と組合活動をするために仕組まれた、短い時間しかバスを運転しない超ラクチンダイヤだ。

 北岡隆浩「自分達(労組幹部)がやったことを、自分達が詐欺で給料もらってやったことを、全部、交通部当局に押し付けるとはどういうことか。」

 停車中のC運転手(労組幹部)のバスに乗り込むスタッフ。「朝日放送ですが、これは組合役員さんの専用のダイヤですか?」
 C運転手「そう言われたら、そうですね。」
 スタッフ「終わってから2時間くらい余裕があると思うんですが、その時間は何をしてらっしゃるんですか?」
 C運転手「待機してますね。」
 スタッフ「どこで待機してらっしゃるんですか?」
 C運転手「車庫なり、西口の休憩所ですね。」

 「余った時間は職場で待機している」・・・そう言い切った組合役員。本当なのか?

ムーブ!徹底取材。組合役員の怪しい行動を、カメラが徹底追跡!証言を覆す証拠を、ついに撮った!

 疑惑の行動1・・・ある日の行動。みんなで兵庫にお出かけ。
 疑惑の行動2・・・別の日には、組合の総本山(高槻市職労)で、ヒソヒソ。



 勤務時間中に繰り返される、労組幹部達の組合活動。その呆れた実態が、今日明らかになる、ハズでした・・・

 高槻市交通部の建物の前に立つスタッフ。
 「ムーブ!が求めてきたインタビューを、高槻市交通部は、あろうことか、今日2時から設定してきました。放送に間に合わせるには厳しい時間ですが、労使の蜜月の背景に何があるのか、核心に迫ってきたいと思います。」

 ついに火蓋を切った、ムーブ!と高槻市交通部の全面対決!詳細は、明日までお待ち下さい。

(スタジオ)
 昨日の放送では、「幽霊運転手」というのは労働組合の幹部であって、代走で代わりに乗務する運転手に、組合から日当を払い、自分達は市から給料をもらいながら組合活動をしていたということが分かりました。
 今日お届けする予定だったのは、労組役員専用の「優遇ダイヤ」があるのではないか、そして、乗務の後は営業所で待機していると言っているにもかかわらず、営業所を抜け出して組合活動であちこちに行っていることも、私たちの取材で分かった。このあたりはどうなってんねん、という話を今日インタビューしに行っているわけです。
 しかし、午後2時からインタビューを設定されてしまったので、オンエアには厳しかったということです。今インタビューをやっている最中で、情報はまだ入ってきていません。



 勝谷誠彦「社会保険庁のときも、5時からインタビューを設定された。なんかこっちの裏でやりたがるんだよな。」
 堀江アナ「いずれにしても、こういう労組役員専用ダイヤがあり、さらにその間、遊びに行っている。これはちょっとやりたい放題ではないでしょうか?」
 勝谷誠彦「公務員は何の組合活動をしているの?これだけ恵まれた人生を送っておられて。あと何を主張するために、役員が集まってやっているのか。中国に行ったのだって、何をしに行ったのか。中国のバス事情の視察かもしれないけれども、この人達が組合活動と称してやっている内容も、逐一調べたほうがいいと思うね。」


■平成19年9月13日 朝日放送「ムーブ!」

高槻市バス問題・追及第3弾!

市民への裏切りか?労使癒着の実態に迫ります。

(VTR)
勝谷誠彦「公務員は何の組合活動をしているの?これだけ恵まれた人生を送っておられて。」

一昨日、ムーブ!が高槻市バス問題を追及している、ちょうどその時・・・

高槻市交通部で、理事と総務課長から、インタビューを打ち切られるスタッフ。「一方的に打ち切られても困りますけどね、ちょっと!」

高槻市バス「幽霊運転手」疑惑。交通部は、我々のインタビュー取材を、一方的に打ち切った。

スタッフ「ちょっと、逃げないで!」
総務課長「・・・逃げてるわけじゃないです。」

そんな中、ムーブ!に届いた、衝撃の内部情報・・・「公文書公開の過程で、改ざんが行われている」



市民が真実を知る権利を踏みにじる「改ざん疑惑」。事実なら、高槻市政を根幹から揺るがす巨大な火種になること間違いなし。

山本管理者「あなた達の放送された内容が、問題があるのか十分に精査して・・・」

高槻市バス問題・第3弾!市民への裏切りか?労使癒着の実態に迫ります。

(スタジオ)
一昨日の放送中、ただいま取材中であるとお伝えしました高槻市バスの問題なんですが、その結果、なんと、高槻市交通部側が、一方的にインタビューを打ち切ってしまいました。取材班は、今まで体験したことのない異様な状況を味わったと話しています。しかも、この話、ウソにウソを塗り固めていってしまっているために、問題がどんどんどんどん膨らんで大きくなっています。

(VTR)

停車中のA運転手のバスに乗り込むスタッフ。「これ、組合役員ダイヤですか?」
A運転手「ちょっと、困りますね、ちょっと仕事中なんで。もう。」
スタッフ「昨年の6月、中国に・・・」
A運転手「もういいから、あきません。ここじゃ困ります。やめてください。」

正体見たり・・・幽霊運転手

高槻市バスの点呼記録。ここに、その日、運転を休んでいた労働組合幹部の名前が書かれていた。代わりに乗務した運転手には組合から代走費を支払い、休んだ幹部は、高槻市から満額の給料を手にする。

スタッフ「やってらっしゃる運転手さんとして、どういう感覚ですか?」
B氏「アルバイト感覚ですよね。」

このやり口。高槻市バスでは、こう呼ばれている・・・「代走」

高槻市議・北岡隆浩「詐欺ですね、詐欺。間違いなく詐欺です。」

市議会議員も、「代走」は、犯罪的な行為だと指摘する。



市バスに乗り込み組合幹部C氏を直撃するスタッフ。「あの、『代走』というものを頼まれたことってありますよね?」
組合幹部C氏「当局を通して、話を聞いていただけます?」

ムーブ!取材班は、高槻市交通部を直撃した。

高槻市交通部・森塚理事「『代走』は、今年の4月以降については廃止をしていると、いうのが実態でございます。はい。」
スタッフ「どういう理由でやめられたんですか?」
森塚理事「これはもう、今日的な社会状況ですね。はい。過去はそれで通っていたかもしれないけども、今日的にはやっぱりそれが認められるべきではないでしょう。文字通り『代走』ということですね。それは、まあ、本来のあるべき姿ではないと・・・」



公式に認められない組合活動で、幹部が仕事を休むために編み出した、「代走」というもぐりの勤務交代。額にも、のど元にも、汗をかきながら説明する担当者。あくまで、昔話にしたいようです。

スタッフ「税金を預かっておきながら、働いていない職員に対して、給料を支払っていくようなシステムがありますよね?」
森塚理事「ええ、ただもう、すでに、それは良くないからやめましょうと、お互いにやめているわけですね。」
スタッフ「それの責任は誰が取られるんですか?」
森塚理事「まあ、そのへんは今後、よく調べていきたいと思うんですね。」
スタッフ「ええっ?」

労組幹部優遇ダイヤ



停車中のD運転手(労組幹部)のバスに乗り込むスタッフ。「これは組合役員さんの専用のダイヤですか?」
D運転手「そう言われたら、そうですね。」

労働組合幹部は、毎日、同じダイヤを運転している。

高槻市議・北岡隆浩が運転指示票(=仕業表)を示しながら「組合専用ダイヤってやつですけれども、これは他の運転手のものと比べると、非常に時間が短くなっています。車庫に入庫してから(業務終了まで)1時間半から2時間くらいあります。それだけ他のものと比べると、非常に楽なダイヤになっています。」



一般の運転手よりも、2時間近く短い業務。余った時間、組合幹部はいったい何をしているのか。

停車中のD運転手(労組幹部)のバスで。
スタッフ「終わってから2時間くらい余裕があると思うんですが、その時間は何をしてらっしゃるんですか?」
D運転手「待機してますね。」
スタッフ「どこで待機してらっしゃるんですか?」
D運転手「車庫なり、西口の休憩所なりで。」

再び交通部。
森塚理事「日常的に、いろんな組合との交渉をですね、申し入れとか、それをやっておりますので、そういった交渉の場がですね、もちやすいと、いうふうな状況の中で、役員さんのダイヤについては設定していると。」

他の運転手よりも極端に短い乗務を許されている組合幹部。そこには、一つ、条件がある。

谷口総務課長「いつでも呼ばれたら乗務に行ける状態で、この営業所の建物の中で、待機してるということです。」

8月、ムーブ!取材班は、組合幹部の行動を追った。カメラが見たもの、それは、大人しく待機していない、組合幹部の姿だった。

組合幹部のあきれた行動・その1

勤務時間中に営業所を抜け出して、バイクを走らせる組合幹部。向かった先は、高槻市役所地下1階、廊下の奥にある、高槻市職員労働組合の事務所だった。

組合幹部のあきれた行動・その2

JR明石駅(兵庫県)で、電話をかける組合幹部。この幹部はこの日、運転するはずだったダイヤ2往復をキャンセルして移動。向かった先は、明石市交通部の労働組合の大会。



再び交通部の一室。
スタッフ「組合役員さんが、本来待機すべき時間に、待機をしていらっしゃらない日があるんですが?」
谷口課長「おっしゃっている意味が、ちょっと分かりません。」

2つのケース。どちらも高槻市から組合幹部に給料が支払われている。この責任はいったい誰がとるのか?インタビューが本題に差し掛かった、まさにその時・・・

森塚理事「ちょっとまあ時間も考えて・・・」
スタッフ「時間はあるじゃないですか!」

突然取材を打ち切ろうとする交通部。いったい、何故?時計を見ると、午後3次50分過ぎ。まさか・・・ムーブ!がちょうど、高槻市バス問題を、放送で追及し始めた時間だ。

インタビュー強制終了。収穫・・・無し?

谷口総務課長(森塚理事の顔を見ながら)「これでちょっと失礼しましょうね。」
スタッフ「ちょっと待ってくださいよ!ちょっと待ってください、ちょっと待ってください。それは困りますね!そんなん、それは困りますよ!だって、お答えいただいてないんだもん!」

(スタジオ)
堀江アナ「なかなか核心のインタビューのところでは逃げてしまうような感じなんですよ。」
勝谷誠彦「(高槻市職員に向かって)今日も見ていただいているんでしょうか?・・・ええ加減にせえよ!」
橋下徹弁護士(現大阪府知事)「税金を、ホントねえ、どう考えているのか。組合の活動をやるのであれば、自分達の組合で、その費用を徴収してやれって言うんですよ。税金は、公共サービスのために僕らが払うのであって、組合の活動になぜ税金を使うんだ?」
堀江アナ「組合の大会に出るなと言っているわけじゃないですよ。」
橋下徹「やるなら自分達の金でやれって。」



おさらいしてみましょう。まず、「代走」というのは、高槻市が黙認しているもぐりの勤務交代のことですが、高槻市の交通部は「今日的に時代にそぐわないので4月以降はやめた。労使協定に明文化されたものはなく、始まった経緯は分からない。組合から出された“代走願い”は破棄した。長年の労使慣行で行われてきたもので、やめるにあたっても、給料の返還請求も、職員の処分もしていない。」ということです。

堀江アナ「時代にそぐわなくても、今年の4月まではしていたんですね。」
大谷昭宏「横峰パパが、賭けゴルフは前はやっていたけど、議員になってからやっていない。例えば、薬物。昔はやっていたよ、今はやっていない。世の中それで通るなら、刑法は要らないんだよ。」

もう一つ、組合役員ダイヤについてなんですが、午前中のみ乗務する、そして待機時間が長い、特別なダイヤのことでした。これについて、「労使間協議をやりやすくすることと、待機要員が手薄な昼過ぎの時間を埋めるため、組合役員に待機してもらっている。こちらも長年の労使慣行でできたもので、明文化された労使協定はない。」と交通部は答えています。ただこの待機なんですが、「待機者として最近出動したことはない。」ということです。待機しているけれども、実際には運行したことがないということです。



待機というのは、事故や渋滞に備えて営業所内にいることですが、8月24日、組合役員のAさんの行動を追いますと、市役所地下の市職員労働組合へ行っていたことが分かりました。そして、8月21日、組合役員のBという方は、2往復分、本人が運行するはずだったのを、すっぽかして、明石市交通部の組合大会に行っていたということが分かりました。



この事実を、今回、高槻市にぶつけたところ、「そんなことはないと思う」とのことでした。8月21日のケースは、2往復分すっぽかしていますし、組合幹部本人に聞いても分かると思いますし、もしくは当日の運行管理者は分かっているはずなんですが、運行管理者には話を聞かせてもらえないまま、インタビューは一方的に打ち切りとなりました。

堀江アナ「相当隠しているような感じがしますね。」
勝谷誠彦「2往復分すっぽかしているということだが、事故を起こした場合の保険はどうなるのか。そして、実際に運転している人間が違うとなれば、近畿運輸局も指摘していたとおり、明らかに違法行為ですね。」

事態はさらに転換を見せていくことになります。この問題の端緒となったのは、公文書公開請求で出てきた点呼記録表という書類でした。この書類を公開するにあたって、交通部が、交通部ぐるみで、改ざんをしていたという情報が、番組に飛び込んできました。この行為のかなり近くにいた人物からもたらされた情報ですが、その情報の内容を、まずはVTRでご覧下さい。

(VTR)
「証拠書類が、改ざんされている。」

高槻市バス追及の発端となった書類「点呼記録表」。市バス運転手の勤務内容が記載されている。北岡議員の情報公開請求に、高槻市が出してきた公文書だ。

北岡隆浩「情報公開制度そのものをないがしろにしてしまう行為で、非常に悪質だと考えています。」

点呼記録表には、対になるもう一つの書類がある。「勤務割出表」。運転手達が、自分が乗るダイヤを確認する内部資料だ。これをムーブ!が独自に入手した。
組合幹部が代走を依頼してその日、勤務割出表には「代走」の2文字がある。しかし、同じ日の点呼記録表には何も書かれておらず、組合幹部が運転したことになっている。いったいどちらが本当なのか。

ムーブ!への内部告発。「もともと、点呼記録表にも、『代走誰々』と名前がちゃんと書いてありました。でも・・・それが鉛筆書きだったのをいいことに、公開請求をされた直後、交通部の幹部達が、『代走誰々』という文字を、消しゴムで消してしまったのです。」



情報源は、高槻市交通部内部。信憑性は、かなり高い。

北岡隆浩「鉛筆書きで書くってことも、イザとなれば消しゴムで消すことを前提にしているのではないか・・・」



交通部でのインタビュー。
番組スタッフ「内部情報では、鉛筆書きの『代走誰々』という文字を、一生懸命みんなで消していたということですが、本当に消されてないんですか?」
森塚理事「・・・・・・それはちょっと分からない。」
スタッフ「分からない?」
森塚理事「そんなことはないと思うんですよ。」
スタッフ「そうですか。」

昨日、交通部のトップ・山本管理者を直撃した。
番組スタッフ「存在自体はご存知でらっしゃったんですか、『代走』について?」
山本管理者「全く知りません、私は。」
スタッフ「ご存知ではなかった?」
山本管理者「はい。」
スタッフ「情報公開請求された書類に対して、消しゴムで消したのでは?」
山本管理者「全くそんなんやっていません。」
スタッフ「そういう改ざんをしているという情報が入っているんですが?」
山本管理者「全く、全くやってないです、それは。」
スタッフ「それは、言い切られますか?」
山本管理者「言い切る。言い切ります!」
スタッフ「もし証拠が出てきた場合は、職責を賭けて?」
山本管理者「そんな仮定のことには、答えないねえ。」



(スタジオ)
堀江アナ「市民が行政の行為を監視する手段である情報公開の条例の趣旨を、ものすごく踏みにじってますよね。」
橋下弁護士「消したって言ってますけど、消極的に記載したこと、消したということも虚偽なわけですから、虚偽公文書作成罪というれっきとした刑法犯で、思い出せば、社会保険庁の免除申請をちょこっと書き換えたところから、どんどん問題が大きくなったじゃないですか。同じことになりますよ。言い切っちゃって大丈夫ですか。こんな虚偽公文書作成罪なんていう刑法に触れるようなことをやっていながら、あそこまで言い切ってしまえば、それこそ組織の解体になってしまいますよ。」
勝谷誠彦「これ、罪はどれくらいになるの?」
橋下弁護士「今ノートパソコンで調べようと思ったら間に合わなくて(笑)。」
堀江アナ「調べておいてください。」

この点呼記録表なんですが、当初は「代走」と鉛筆書きで書かれていたんです。実際に運転した人が書かれている当初の状態であれば、書類に関して言えば、犯罪というわけではありませんでした。ところが、公文書公開請求がされた後、変わります。運輸課の職員数人が、上層部の指示で、鉛筆で「代走」と書かれた部分を、消しゴムで消したということなんです。これは「代走」という行為の証拠を隠滅するために消したとされるんですが、この結果どうなったか。運輸規則上の違反状態、そして、公開請求された公文書の改ざんという非常に悪質なことになりました。



堀江アナ「これは、高槻市役所の体質の問題でしょうね。」
勝谷誠彦「最初は、組合がひどいねという話だったじゃないですか。けれども、それを容認しているどころか、手を貸しているということが分かりましたね。まさに談合なんですよ、労使双方の。それで市民の税金をしゃぶりものにしているということですね。立ち上がりました、パソコン?」
橋下弁護士「勝谷さんはいやらしくて、僕が情報を引き出せていないときに、狙ってやってきたんですよ・・・1年以上10年以下の懲役ということで」
勝谷誠彦「重いね、意外と。」
橋下弁護士「そうです。社保庁の時も言ったんですが、公務員が公文書を勝手にちょこっと書き換えるということが、どんなに重いことかって、全然分かってないんですよ。堀江さんとか、インサイダーの取引なんていったって、5年以下の懲役ですよ。それの倍くらいの重さがあるってことを考えないとね。」
勝谷誠彦「本当はやっていないことで給料をもらってるってことは、詐欺でしょう。」
橋下弁護士「10年以下の懲役ですね。」
堀江アナ「言った言わないってことで、高槻市はこちらが証拠を握っていないと思っているのかもしれないですね。」
大谷昭宏「高槻市の市民の方で、例えば、先ほど出てきた、がんばってらっしゃる市会議員、あるいは支持者の方達。警察よりも、直接検察庁に告発しちゃえばいいんですよ。すると、告発事案ですから、検察は絶対に相手を呼ばなくちゃいけない。呼んだ時に、我々はカメラを回して、全部言い訳を撮ってやるよ!検事の前で言ってみろ!」
勝谷誠彦「あのね、知ってるんですよ。『やってませんね?』って訊かれた時に、管理者は、『やってません!』って断言してるでしょ?普通は断言せず、『今から調べさせます』って答えるはずなんです。彼も脅されてるのかもしれない。断言しなきゃいけない立場に、彼はいるのかもしれない。だけど、今見てるだろうけど、市民の目の前で、役所としての説明を果たさないのであれば、大谷さんが言うように、お巡りさんに行ってもらうよ。」
堀江アナ「市役所、また市長の責任も追及する形で、取材を進めてまいります。」


■平成19年9月18日 朝日放送「ムーブ!」

「幽霊運転手」問題に端を発した高槻市バス問題ですが、ムーブ!の取材の前に逃げ回っていた高槻市が、とうとう、衝撃の事実を認めました。それは、情報公開で公開した文書がありましたけれども、それを改ざんしてしまったことです。市政の信頼性を揺るがす悪質な行為です。ムーブ!のスクープでご覧いただきます。

(VTR)
記者会見する山本管理者。「私自身、それだったら、それも消していいだろうと。消すことによって、公文書偽造になるということには、私は、ないだろうと。」



高槻市交通部によりますと、改ざんされたのは、市会議員が公文書公開請求で開示を求めた、市バスの点呼記録表です。点呼記録表には、今年3月まで行われていた、労働組合活動のための非公式の勤務交代、いわゆる「代走」の事実が、鉛筆書きされていました。しかし、情報公開請求がされるや、交通部首脳が、消しゴムで消すことを指示。運輸課の職員数人がかりで改ざんをしたということです。
さらに、これだけではありませんでした。高槻市交通部は、組合役員が、勉強会名目で旅行に行くのに、有給の職務免除を認めていました。ところが、公開請求による発覚をおそれた組合側の意向を汲んで、元の書類を改ざんし、過去に遡って、職務免除を取り消したかのように装っていました。



高槻市は、これらの行為にかかわった職員の処分について、厳正な対応をしたいと明言しました。

(スタジオ)
堀江アナ「実は、この番組で取り上げたのがきっかけだったんですけれども、ただの組合役員厚遇だけの話だと思っていたら、話がどんどん大きくなっているようなんですね。」
上村幸治獨協大学教授「公務員の労働組合の厚遇だけではなく、公文書の改ざんということになると、まったくまた違う意味が出てきまして、大変に深刻な問題だと思いますね。」

この問題を最初に「幽霊運転手」という形で取り上げたのは、先週月曜日でした。今日のこの日まで、高槻市バスの対応は、高槻市の対応を含めて、ウソと逃げに終始していたわけです。

(VTR)
9月11日の取材・高槻市交通部を直撃!

一方的にインタビューを打ち切る交通部幹部に、スタッフ「ちょっと待ってくださいよ!ちょっと待ってください、ちょっと待ってください。それは困りますね!そんなん、それは困りますよ!だって、お答えいただいてないんだもん!」

インタビュー取材決裂!高槻市バスの「闇」さらに深まる!

大谷昭宏「カメラを回して、全部言い訳を撮ってやるよ!検事の前で言ってみろ!」

高槻市のウソ、そして隠蔽体質。ムーブ!コメンテーターが指摘!

何を隠したいのか?どこへ逃げたいのか?高槻市バスにとって、絶対に知られてはならない事実。それは・・・「代走」「改ざん」

高槻市交通部・森塚理事「今年の4月以降については廃止をしていると・・・文字通り『代走』ということですね。それは、まあ、本来のあるべき姿ではないと・・・」

正式には認められない組合活動で、運転業務を休むときに使う、もぐりの勤務交代。高槻市と労働組合、暗黙の了解の中、組合役員に損をさせないために続けられてきた「給与詐欺」ともいえる行為だ。

森塚理事「もう、すでに、それは良くないからやめましょうと、お互いにやめているわけですね。」

4月で「代走」はやめた。あくまで過去の違反行為。隠し通せるハズ・・・だった。

8月、市議会議員から届いた、公文書公開請求。高槻市、そして組合役員の焦り。「絶対にバレてはいけない・・・。」追い詰められた高槻市は、最悪の方法で、事実の隠蔽を謀ります。

「高槻市職員が、情報公開文書に書かれていた『代走誰々』の文字を、消しゴムで消していた。」

市職員による公文書の改ざん。ムーブ!取材班に届いた衝撃の内部情報。事実なのか?

市議会で疑惑報道の釈明を終えた、交通部トップを直撃した。

番組スタッフ「存在自体はご存知でらっしゃったんですか、『代走』について?」
山本管理者「全く知りません、私は。」
スタッフ「ご存知ではなかった?」
山本管理者「はい。」
スタッフ「情報公開請求された書類に対して、消しゴムで消したのでは?」
山本管理者「全くそんなんやっていません。」
スタッフ「そういう改ざんをしているという情報が入っているんですが?」
山本管理者「それは全く、全くやってないです、それは。」
スタッフ「それは、言い切られますか?」
山本管理者「言い切る。言い切ります!」



調査もせず、即座に全面否定。ムーブ!コメンテーターは、その矛盾を見逃さなかった。

橋下弁護士「言い切っちゃって大丈夫ですかね?」
勝谷誠彦「お巡りさんに行ってもらうよ。」
堀江アナ「市長の責任も追及する形で、取材を進めてまいります。」

市長宅へ向かう番組スタッフ「おはようございます。」

放送翌日、高槻市長を直撃した。

スタッフ「朝日放送なんですけれども・・・昨日報道したんですが。」
奥本務高槻市長「ええ、それは見ました。」
スタッフ「どういう対応をとられますか?」
奥本市長「調査、調査します。」
スタッフ「公文書の改ざんについては?」
奥本市長「それも、それもやね、関係する話でしょう?」

奥本市長は、公用車に乗り込んで、市役所へ向かった・・・と思ったら、突然・・・



公用車を降りてスタッフをにらみつける奥本市長「これもね、アポイントとるなりなんなりしてね、アレしてもらわんとね、急に不躾にというのは失礼とちゃいますか?」
スタッフ「いえ。」
奥本市長「不躾に、ボッとこう・・・。」
スタッフ「公の立場でらっしゃいますからね。」
奥本市長「そりゃそうですけども・・・」

取材班への怒りをあらわにして、市役所へ向かった奥本市長。しかしこの後、事態は急展開する・・・

高槻市役所、2階。市長室、朝9時。交通部ナンバー1、山本管理者と、ナンバー2、森塚理事が、市長に呼び出された。

スタッフ「交通部の首脳が市長室に入って、およそ2時間が経過しました。報道内容に関する報告が、未だに行われている様子です。」

何かを運ぶ女性職員。手には、お弁当箱が3つ。市長室に消えた。昼食をとっての長期戦か?取材班が確認すると、



スタッフ「帰られました?」
秘書課の職員「今ちょっと姿が見えないんですが。」
スタッフ「そうですか。」
秘書課の職員「はい。」
スタッフ「向こうから出る道もあるわけですね、そしたら?」
秘書課の職員「はい。非常用の、非常用のと言ったらおかしいですけれども」
スタッフ「非常用?」
秘書課の職員「非常用のがありますけれど、今ちょっと見たら、いらっしゃらないようなので・・・」
スタッフ「そうですか。分かりました・・・(カメラに向かって)朝から市長室に入っていた山本管理者と森塚理事ですが、ここを通らずに、我々の眼をかいくぐって、裏口から出たということです。」

あくまで、直接取材を避ける、高槻市交通部の幹部達。取材班は、労働組合本部を直撃しました。

スタッフ「朝日放送ですけれども・・・突然来て、恐縮です。すみません。」

ついに実現した、労働組合委員長へのインタビュー。全ての疑惑が、これで解明できる・・・はずでした・・・

スタッフ「(点呼記録表を)改ざんしていた、ということを放送したんですけど、それはご覧になられました?」
高槻交通労働組合・高橋修二執行委員長「テレビですか?はい、テレビ見ました、はい。」
スタッフ「その事実はご存知ですか?」
高橋委員長「いや、知らないです。」
スタッフ「ご存じない?」
高橋委員長「はい。」

改ざんへの組合関与をきっぱりと否定した委員長。「代走」、そして組合幹部優遇ダイヤの責任を問うと・・・

スタッフ「組合としてはどうお考えですか?」
高橋委員長「それについては、今のところノーコメントということで・・・」
スタッフ「組合4役がやられたことについて、どういうお考えだったのか?」
高橋委員長「まあ、あの、今日のところは・・・」
スタッフ「今日のところはじゃなくって・・・」
高橋委員長「まああの、とにかくノーコメントということで、でね、ある程度・・・」
スタッフ「それはおかしいですやん!」



高橋委員長、ノーコメントのまま、席を立ってしまいます。

高橋委員長「後日、お話しますので・・・」
スタッフ「ちょっと待ってください!それ、ちょっと待ってください高橋さん、それはおかしくないですか?」
高橋委員長「また後日お話します・・・」(ドアを閉め、逃げていく高橋委員長。)

高槻市、そして労働組合は、隠蔽と逃げを、永遠に続けるのか・・・そう思いかけたムーブ!取材班に、高槻市からFAXが届いた。

高槻市交通部・担当森塚。
「点呼記録表に『代走』という文字を鉛筆書きされていたものが消されたという事実が判明しましたので、現在調査中でございます。」

そして、今日、高槻市バス「公文書改ざん疑惑」への釈明は、奥本市長へのインタビューから始まりました。

スタッフ「交通部からはどんな形の説明があったのでしょうか?」
奥本市長「それは、消したことは認めています。ただ、問題は、それだけじゃなくて、メモ書きとか、注意書きをした部分も含めて、消したと、いうことの報告は受けています。」
スタッフ「その公文書公開請求が、踏みにじられてしまったということは、かなり重大なことではないのかなと思うんですが?」
奥本市長「『改ざん』というより・・・消したということは事実ですけれどね、これをこちらへ書き換えたとか、置き換えたとかというものではないわけですよね。」



(スタジオ)
高槻市が行った改ざんについてこちらで説明をします。組合の行事など組合活動に出席するために、勤務を休んだ組合役員は、非公式に、別の運転手に「代走」ということで、もぐりで交代を依頼していました。「代走」で実際に運転した運転手には、日当が出されていましたが、それを出していたのは労働組合でした。勤務表上は、休んでいた組合役員が運転していたことになっており、給料は、組合役員に、高槻市から出ていました。こうした給与の詐欺的行為を市も黙認していたのです。
この事実をつかんだ市会議員が、公文書公開請求を行いました。すると、出てきたのは、勤務表に当たる「点呼記録表」というものだったのですが、当初この「点呼記録表」には、鉛筆書きで「代走誰々」の文字がありました。しかし、このことがばれるのをおそれて、公文書公開請求の後に、運輸課の職員が総出で、「代走誰々」の文字を消しゴムで消してしまいました。



堀江アナ「これはとうとう認めましたね。」
勝谷誠彦「認めましたけど、市長の認め方が、消したというのは、書き直したのではないから改ざんには当たらないのだろうということでしょうけれども、これは明らかに改ざんに当たります。市民の公文書を見たいという行為を踏みにじる極めて悪質な行為ですから、これで市長も一蓮托生になったと思わざるをえません。あれを認めてかばってしまったということは。」
堀江アナ「そうですね。何のための公文書公開請求なのか。」
勝谷誠彦「こうなると、今回はたまたま『代走』という文字を消したということだけれども、高槻市が出してくる公文書というのは信用できるのかという、根本的な問題になってくる。他のはどないやねんという話です。」
堀江アナ「実は、もう一つ、こちらに申請書というものがあるんですけれども、一番下の部分に『取消』というふうにして、総務課長の判が押されているというものがここにあるんです。後から付け加えられたものですが、これも改ざんされたということになるんじゃないでしょうか?」

組合の役員が、今年の5月に、「勉強会」の名目で、富山県の黒部に旅行しました。もちろん単なる旅行ではなくて、組合の職務として旅行をしたわけです。この件に関して、高槻市交通部は、当初、有給の職務免除を行っていました。ところが8月になって、この件が、情報公開請求されると、組合役員が、“職務免除の取消し”を依頼したのです。すると、総務課長が、5月に取り消したように、手書きで改ざんを行っていました。



堀江アナ「これ、書き換えたとすると、有印公文書偽造ということになるのでしょうか?」
須田慎一郎「間違いないでしょうね。先ほど市長が『書き換えたならともかく』と話をしていましたが、元あったものを変えたら、すでにそこで改ざんなんですよ。その目的が、『代走』を隠蔽したい、5月に取り消したように装いたい、これは明らかに改ざんで、こういうことを充分に熟知しておかなければならない行政のトップが、こんなに低いレベル認識で、よく行政を動かせるなという気がしますね。」
勝谷誠彦「先ほど市長に訊いた時点では、この“職務免除の取消し”については知らなかったのかもしれないね。市長は『消したのは改ざんに当たらない』と言っただろ?『書き換えたならともかく』とあの市長言うたやろ?これは書いたんやんか。これはどない説明すんねん。ああいうふうに言った以上、市長はもう言い逃れできないよ。しかも、この書類、横に課長の判が押したあんねん。有印公文書偽造・同行使!」

交通部トップの山本管理者に、先週の水曜日、委員会の後で、ムーブ!が直撃取材を行いました。その時に「開示書類を消しゴムで消したという情報もあるが?」と尋ねると、「全くそんなことはやっていません!言い切ります!」と答えました。これについて、木曜コメンテーターの橋下弁護士は「断言して大丈夫なのか?」、勝谷さんは「誰かに脅かされているのかも?」とおっしゃいました。



勝谷誠彦「我々が本当のことを報じているのだから、こういうことになるのは分かっているわけじゃない。それなのに、調べもしないで、自分の職を賭して言い切るということは、言い切ることが前提なわけで、ああいうことを言わざるをえない力関係が、組合との間にあるのか、市長との間にあるのか。あの後取材したところによると、市長と山本管理者というのは、昔から仲がいいらしい。そんな中で、皆がかばい合う負の連鎖が、今日に結びついている気がするね。」

消しゴムで消す、書き加える。我々はあえて「改ざん」と言いますが、誰が実行したのか、高槻市の幹部を直撃しました。

(VTR)

消しゴム改ざん、誰が指示した?

給与詐欺行為ともいえる「代走」。証拠隠滅は、誰が指示し、誰が実行したのか?

山本管理者「代走については、正式には、当局としては認めていない。私自身、それだったらそれも消してもいいだろうと。消すことによって、まあ、公文書偽造になるということには、私はないだろうと、最終的に私の方で、それも消しなさいと、そして公文書として出すようにしようと。隠す目的で、消しゴムで消したという認識は、まったくございませんので、あの、今おっしゃられていることについては、やはり認識は違うと、このように考えています。」



職務免除は、なぜ取消した?

職務免除をとっての、組合幹部旅行。発覚をおそれた、高槻市幹部ぐるみの公文書偽造は、事実なのか?

谷口総務課長「実際もう職務免除として認めていたわけですから、それを取り下げるということは、5月15日にさかのぼってですね、取り下げさせていただくということで、決裁文書に、その旨、取り下げと、5月15日で取り下げと、いう形を付記させていただいて、あわせて有休処理をさせていただいたということです。」

不祥事の責任は、どう取る?

交通部幹部、そして奥本市長。高槻市と労働組合。労使が結託して犯した、不祥事の責任は、誰が取るのか?

山本管理者「これは私が責任者ですから、私が厳しく自分自身反省すると同時に、やはり責任というのも、十分に感じております。また、職員についても、そういった分で、調査結果を見なければ分かりませんけれども、調査結果が判明した段階で、まあ、できるだけ早く、厳正に対応したいなと、このように考えています。」



(スタジオ)
堀江アナ「あれだけきっぱり『ない』って言い切った人が、変わりますね。」
勝谷誠彦「公文書や、判子を押すということについての、重さというものを認識していない。決裁というのは、その日に決裁したから、日にちが入って、判子をついているわけですよ。さかのぼって、もう一回判子をつき直したら、それは決裁文書じゃないわけですよ。」
堀江アナ「公文書を請求しました、鉛筆書きのところを消しました、あるいは書き加えて判子を押しましたっていうことで公開するのであれば、何だってできるじゃないですか!」
上村幸治教授「さっき、さかのぼって処理したと言っていましたけど、さかのぼって処理したのであれば、さかのぼって処理したことをそこに書き加えて、そして理由を書いて削除しますということを書き加えれば、まだしも一片の良心は感じられますけれど、そういうことをしないで、山本さんという方が、自分の判断でしました、誰に指示したのかということも一切明らかにしない、非常に不誠実な対応だと思いますね。」

実は、この市の報告に対して、公文書公開請求をした北岡市議は、こうコメントしました。「改ざんを認めたことは評価するが、最初の報道から1週間もの間、ウソにウソを重ねたことには悪質性を感じる。刑事告発と住民監査請求の準備を進めたい。」

堀江アナ「これね、市長がいろいろと言葉を濁しているところが、余計嫌ですね。」
須田慎一郎「珍しく市長に対して優しい言葉を使っていますね。濁しているんじゃなくて、隠している、隠蔽しているわけですよ。市議ももう少し踏み込んで、市長に対するリコール請求にまで踏み込んでもらいたいなと。要するに、今回の一件は、市長が事態を容認し、それを隠蔽することを半ば認めてしまったような、そういった組織の構図にそもそも問題があるわけです。もしもこうした問題行為、今回の『代走』というのは税金食いですよね、要するに、我々の血税を盗んだのと同じわけですから、泥棒したことを、皆でよってたかって隠そうとしたことに問題がある。絶対に許すことは出来ない。これを隠したことに関する最大の責任者は市長なわけですよね。」


■平成19年9月18日 朝日放送「ニューズゆう」高槻市バス・労組幹部の「代走」を証拠隠滅










■平成19年9月19日 NHK「おはよう関西」高槻市 公文書を消しゴムで消す








■平成19年9月19日〜 【各紙】高槻市バス「幽霊運転手事件」に関する一連の報道





















高槻ご意見番HP 高槻市議会議員 北岡たかひろHP