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市の施設に長年タダで入居していた連合高槻

■概要

交通部の労組の委員長が、連合高槻主催のゴルフコンペに違法な「代走」で出席した件について、朝日放送「ムーブ!」のスタッフが連合高槻を取材することになり、そのついでに私と書類などの受け渡しをしようということになりました。「連合高槻の事務所のある厚生会館に来てください」と言われたのですが、まったく場所が分かりませんでした。

「厚生会館」という建物をご存じない市民の方も多いはず。この会館は、高槻市職員の福利厚生をはかる目的で設置されている市職員専用の福利厚生施設であり、一般市民は利用できません。私もこの件があるまで、厚生会館の存在を知りませんでした。

何故、連合高槻が、この厚生会館に事務所を構えているのか。どのような契約や許可がされているのか。・・・担当職員に尋ねたところ、高槻市職員の互助団体である「厚生会」が、高槻市から委託を受けた厚生会館の管理運営業務の一部を、連合高槻に対して、再委託しているとの答えでした。

ところが、連合高槻は、厚生会館の管理運営業務など、一切していませんでした。つまり、再委託契約とは名ばかりであり、連合高槻にタダで市有施設を遣わせるための、詐欺的な架空契約だったのです。

事務所や会議室などを借りれば、当然、それ相応の賃貸料を払わなければならないのが世間では当たり前。しかし、連合高槻とその関係団体は、長年にわたって、市有施設を、無料で独占的に使用してきたのです。

また、連合高槻は、高槻市から補助金を受け取っていましたが、市に対する決算報告と、内部向けのそれが矛盾していました。つまり補助金詐取の疑いがあるわけです。連合高槻の事務局長は、テレビ局に対して、内部向けの報告が間違っていたと弁明しましたが、後日、市向けも内部向けも、両方とも間違っていたとして、訂正しました。非常に怪しい会計がされていたといわざるをえません。

私が住民訴訟を起こすと、連合高槻は厚生会館を退去。大阪高裁は、連合高槻への再委託を承認した市長の行為は違法と認定し、その判決が確定しました。

ところが、高槻市は、連合高槻が占有していた部分を、「労働福祉課分室」とする要綱を作成し、以前とほぼ同様に、連合高槻関係の団体に無料で使用させていることが、私の調査で明らかになりました。何故にそこまで連合高槻を厚遇するのか・・・この「分室」の違法性については、現在、住民訴訟で争っています。
関連報道

■平成19年11月27日 朝日放送「ムーブ!」 〜高槻市と連合高槻との奇妙な関係〜

<スタジオ>
 堀江アナ「高槻市の幽霊運転手バスですね、バスの幽霊運転手問題を取材していて、気が付いたことがありました。」
 関根アナ「はい。高槻市と労働団体・連合高槻が、なんだか奇妙な関係なんです。」

<CM>

<VTR>
 ムーブ!がスクープした高槻市バスの問題。
 (バスで休憩中にムーブ!の突撃取材を受ける労働組合の幹部A)「あきません、そんなんもう、ちょっとここじゃ困ります。やめてください。そんなことやめてください。」
 自分がバスを運転したことにしながら、「連合高槻」の訪中団に参加していた「幽霊運転手」。
 (ムーブ!のインタビューに答える労働組合の高橋委員長)「それについては、今のところ、ノーコメントということで・・・」
 ムーブ!の取材から逃げ回る交通労働組合の委員長は、給料をもらって、「連合高槻」主催のゴルフコンペに参加していた。
 不正行為の裏で必ず登場する「連合高槻」とは、いったいどんな組織なのか。ムーブ!が取材を続けたところ、不可思議な事実が判明した。
 継続追及!高槻市問題。市と労働団体との不可解な関係。



<スタジオ>
 堀江アナ「幽霊運転手から、公開された公文書の改ざんという前代未聞の問題に発展している高槻市ですが、さらに取材をしていたところ、またも、不思議な現象にぶち当たってしまいました。」
 上田アナ「そもそもムーブ!が高槻市を取材するきっかけとなったのは、9月10日に放送されました幽霊運転手、これ幽霊でも何でもなくて、組合の役員のことなんですが、つまり、『代走』ヤミの勤務をして、正規の給料をもらいながら、なんと、『連合高槻』の中国訪問団に参加していたというものでした。
 さらにこちら、10月23日、交通労働組合の委員長が、『代走』やはりヤミの勤務で、正規の給料をもらいながら、『連合高槻』が主催するゴルフコンペに参加していたということなんですね。



 こういった不正が見つかる度に出てくる『連合高槻』という団体なんですけれども、じゃあ、ムーブ!がですね、このゴルフコンペについて事実関係を確認しようと『連合高槻』を訪れました。すると、不思議なことが分かったんです。
 それはですね、『高槻市職員厚生会館』という、高槻市がもっている建物の中に、『連合高槻』の事務所があるということなんですね。そもそもこの『連合』というのは、民間企業の労働組合が加盟する労働団体です。選挙では、特定の候補を支援することで知られています。なのに何故、市がもっている建物の中にこの『連合高槻』が入っているのか。高槻市とはどういう関係なのか。追及すると意外なことが分かりました。」



<VTR>
 乾アナ「(厚生会館の門前から高槻市役所の庁舎を見ながら)高槻市役所から国道171号線をはさんだ反対側、程近くにあるのが、こちらです。高槻市職員厚生会館。入ってみます。」
 職員の福利厚生のための建物。高槻市は、職員厚生会に管理を委託しています。



 乾アナ「(厚生会館の玄関から1階の廊下を進みながら)この建物の中に、民間企業の労働組合も加盟するという『連合高槻』という団体が入っているそうです・・・どこかな・・・あ、ありました!『連合 事務局』と書いてあります。こんにちは〜。失礼しま〜す。」
 (1階の小会議室や連合高槻の倉庫になっている1階資料室の映像)「連合高槻」は、高槻市職員厚生会館の中の、4つの部屋を占有しています。しかし、家賃は「ゼロ」。その訳は、これらの部屋の管理を、厚生会から再委託されているという形をとっているからなんです。





 (3階集会室の前に立つ乾アナと連合高槻事務局長の巴氏)乾アナ「(集会室の中を覗いて)おおっ、広いですね!」
 巴氏「ええまあ、それでもあの、人数によっては一杯で、ここが使えないと、いう時もありますよね。」
 乾アナが感心したのは、部屋の中が塵一つなく掃除されていること。
 乾アナ「お掃除とかって、どなたがされているんですか?」
 巴氏「ええっと、一応、厚生会館のここの方がやっていただいているというのが・・・」
 スタッフ「連合高槻さんが、ここの管理を再委託されているのであればですね、掃除も連合高槻さんでされるというのが筋なんじゃないですか?」
 巴氏「あ〜、ま、そう、そういう考え方ね、はい。まあ、そう、まそう、確かにそうですね、そういう面ではね・・・」
 何故か口ごもる事務局長。どうしてこの建物に、連合高槻がこんなあいまいな契約で入居しているのか。建物を所有する高槻市は・・・
 高槻市総務部人事課・平野徹課長「建物全体の、え〜、元々の建設目的としたら、そういうことが、福利厚生?のための施設と、いう考え方は当時あったと思うんや。高槻市がね、行う労働施策、として、その、労働センターをもつと、いうのは施策として元々もってた。で、今なおあると。その、施設の部分に限って言うたら、どこでやるかって、いうたときに、市民会館でもよかったし、厚生会館でも・・・変な言い方ですけど、労働施策はどこでやってもいいんですね。」

<スタジオ>
 勝谷「何言うてんのかよく分からんね。」
 堀江アナ「職員の福利厚生のためなのに、労働団体、それも民間も含めてということになると、上村さん、ちょっと、目的外使用の感じがしないでもないですね。」
 上村教授「完全にそうですね。元々、総評の時代からね、連合に移っていくんですけど、私、地方都市で連合とか総評の事務所に行きましたけどね、こんなところ使ってなかったですね。狭いところで、でも、それなりの組合としてのプライドみたいなものをもってね、自分達は、政府というか、行政とは距離を置いているんだということを、どっかで、彼らはプライドをもってましたけどね。」
 堀江アナ「自分達のもっている組合費で集めたお金で、自分達で建物を借りて、で、そこでかかる経費は自分達でもつ。」
 上村「それをしないと自分達の主張はできないと。彼らは、そういう考え方をもってましたけど、今のを見ているとまったく様変わりしてまして、驚きましたね。」

 上田アナ「もう一度こちらでまとめてみます。
 そもそもこの高槻市職員厚生会館という建物は、市の職員の福利厚生のために建てられた、高槻市の建物で、用途は条例(番組では条例とされたが正しくは「高槻市職員厚生会館管理規則」という規則)で福利厚生に限定されているものなんです。
 で、高槻市なんですが、この建物の管理を、高槻市職員厚生会というところに委託しています。委託料も発生して、年間約821万円だということなんですが、実はですね、この厚生会なんですけれども、高槻市の人事課職員が役員を務めているということになりますと、この厚生会と高槻市は、もう一心同体、同じだと見ていいと思うわけですね。ということは、ここは高槻市ということになります。

 で、連合高槻はこの建物の一部を使用しているんですが、家賃はゼロ円。発生していない。部屋を借りているのではない。どういうことなのか。それは、この高槻市から、一部の部屋の管理を、再委託されているような形をとっているということなんです。
 だったらば、逆にですよ、ここ(再委託)にはですね、委託料が発生しているのかと思いきや、それは、ゼロ円だということなんですね。で、しかも、この管理エリアの掃除なんですが、連合高槻が委託されているからやっているのかなと思いきや、こちら、高槻市職員厚生会というところがやっているということなんです。
 さらに、連合高槻は、政治活動も盛んに行っています。例えば、今年の統一地方選では、奥本高槻市長・5人の市議らを支援して当選させているという形になります。



 一方で、この、高槻の職員厚生会館という建物なんですが、使用規則8条というところに、『政治活動を行わないこと』と書いてあるわけなんですね。にもかかわらず、高槻市自身が、こういう組織を、市の建物の中に居候させているという形になっています。」

 堀江アナ「現職の市長を応援する組織が、市の施設を、基本的にタダで使っている。いかがですか?」
 須田慎一郎「選挙活動も盛んでね、応援するとかしないとかという以前に、以前にですよ、高槻市と高槻市職員厚生会が一体であるならば、要するに、行政が特定の民間人、特定の法人に対してですね、便宜を図るというのは違法行為なんですよ。タダで貸すっていうことですから。」
 堀江アナ「タダで貸してあげただけじゃなくて、掃除までしてあげてる。」
 須田「ええ。要するに、特定の団体に対して、そりゃあみんなさあ、高槻市からいろいろと恩恵を被りたいんだけど、ここだけにそれをやっているということは、明らかに、公務員法から照らして合わしてみて、違法行為だと言っていいと思いますね。」
 勝谷「組合員も怒んなきゃいけないですよ。組合って何のためにあるかと言えば、雇っている側から組合の権利を守るためですよね。賃上げ交渉や何かをするために。対立軸がなきゃおかしいわけですよ。それがこんなズブズブの便宜供与を受けているということは、丸め込まれているってことですよ。」
 堀江アナ「連合っていうと、今回その大阪市長選挙で平松さんを応援してますけどね。民主党ということでね。」
 勝谷「連合といわずに、談合と名前を変えたほうがいいですね。民主党について、平松さんについて面白い話があるんだけどね、初めて今回、民主党と自公と対立の構図が出来たじゃないですか。民主党の最高幹部が来て、大阪の連合のトップと会って話したときに、そいつら何て言ったか。今までは自公民3つで組んでやりたい放題やっていたわけでしょ?『中央の政界よりも大阪はずっと早くから大連立を組んでいたんです』って威張ったそうだよ。そういう考え方のところに、緊張感のある政治が出来るわけがないでしょう。」

 上田アナ「そして、さらに驚くべきことがあります。
 この連合高槻の活動費なんですが、ほとんどが、こちら、連合高槻活動費2006年度、123万4072円だということなんですが、ほとんど市の補助金に頼っている、109万3500円だということなんですね。
 で、一方で、こちらなんですけども、連合大阪からも交付金として110万円が交付されているということなので、これを使えば、補助金は、残り15万円というところで大丈夫なんだろうと思われるわけなんですが、何故か必要以上の補助金をもらっているという形になっています。



 労働団体の補助金というのは他の団体でも見られることなので、これ自身は別におかしいということではない、百歩譲ってありだとしても、連合高槻には、もうちょっとおかしいところがある。
 それはですね、補助金を受けるということはですね、市への決算報告が義務付けられていると、いうことなんですけれども、それがですね、組織内部の決算報告と大きく食い違っていると、いうところなんですね。
 組織内部への報告から見ていきます。こちらから見ていきますと、ええ、まあ、収入がありました、支出がありました、ということでいろんな経費があります。繰越金が96万円、100万円近く出ていると、いうことなんですね。
 一方で、内部への報告ではなくて、市への報告のほうを見ていきます。収入がありました、支出のほうがこういうふうにありました、繰越金がゼロ円。全部使い切りましたよというふうになっているんです。
 これよく見ますと、決算時期がずれていますので、まあ半年くらい違いますんで、単純に比較はできないんですけれども、特に大きく食い違っているところで見てみますと、内部への報告、福利厚生活動費13万円、(市への報告は)75万円、ここ大きく食い違っていますよね。60万円くらい違いますよね。
 この60万円、福利厚生活動費のところの内訳を見てみますと、主な福利厚生活動として、5月20日(山崎ハイキング)、6月24日(ボウリング大会)、10月29日(自然ふれあいフェスティバル)のそれぞれのイベントなどがあるわけなんですけれども、そこの部分に関しては、まったくもって(決算の期間が)かぶっているわけですよね。同じ時期にあるわけだから、ここ(の金額)が大きく変わっているというのはおかしいわけです。」



 堀江アナ「その半年以降に96万円使ったのかという話ですよね。」
 上田アナ「この点に関してはすべて重複しているのに、何故か62万円も違うということになるわけなんですね。
 そのことについて、連合高槻に訊いてみると・・・先ほどの巴事務局長なんですが、『私が決算報告をまとめたのですが、内部向けの決算が間違っていた。』つまり、繰越金があるほうが間違っていた。『実際にはもっとお金を使っていました。』と答えています。」



 堀江アナ「須田さん、この弁明いかがですか?」
 須田「もうね、呆れて、何にも物が言えないですよ。決算報告の体を成してないじゃないですか(笑)。内部の報告といえば、一番大事な組合員に対する報告でしょ、これ?内々で、『これだけ使っちゃった』って話じゃないんだから、要するに、それが間違ってて、こっちが合ってます、それをどうやって信用しろと、市への報告を信用しろということなんですか?まったく!」
 堀江アナ「どっちを信じていいのかも分からないですけど、もしかしたら、市への報告が間違っていたら、上村さん、えらいことになりますしね、よりえらいことでしょうね。」
 上村「そうなったら深刻なことになるので、実は、間違っていたのは、内部のほうなんでしょうけど・・・」
 堀江アナ「と、言いたいんでしょうね、ええ、ええ。でも、繰越金っていうのは、あったほうが、彼らにとっちゃあ、便利ですからね。」
 上村「そうですね。何に使ったのか分かりませんけれども、ただ、そういう行事をしたのであれば、行事をした段階での領収書があるはずですから、間違うっていうのもちょっとおかしい話ですよね。」
 堀江アナ「そうですね。間違った報告書に会計監査報告が付いている、杜撰な内部監査とも言わなきゃいけない。」
 勝谷「それだから、これありますけどね、組合員に対しては、これ有印私文書、判子ありますから、有印私文書偽造同行使になりますね、これは。」
 堀江アナ「(勝谷さんの手の書類を覗き込みながら)ええっとこれは市のほうへ出したもの・・・」
 勝谷「ああこれは市のほうの。こっちがそうですか。これもその、事業報告書に、自然ふれあいフェスティバルやなんかがね、どういうことをやったのか、何人参加したのか、内一般から何人と書いてあるわけですよ。これがねえ、不思議な数字なんだよ。切りがいいんだよな。自然ふれあいフェスティバル、参加200人、ぽっきり。地域高槻メーデー、参加、内一般、100人、ぽっきり。随分きれいな数字が出るもんだねえ。」
 須田「これは現金で管理しているはずないから、通帳も出せっていう話なんですよ。それを見てね、要するに、どういう資金の出入りをしているのか一目瞭然なんだから。いやいや金庫の中で現金をやりとりしましたなんていうのは、これはね、怪しいとしか言いようがないですよ。」
 勝谷「市への報告は間違っていないのかもしれないけど、これは逆に市議会の決算委員会でしっかりと見なきゃいけないものだから、市議会で是非追及していただきたい。高槻市民の大事な税金が入っているのだから。」
 堀江アナ「そうなんですよ。市から出ている補助金の109万円というのは、基本的に、市民の税金と考えたらいいわけですからね。」

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